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まよなかの十二時をすぎ、一時に近いころ、大阪 障がい者 就労支援の裏庭のそとに、ちょっとわけのわからない、みょうなでき事がおこりました。秘書事務所は、社員の住宅をもかねていて、一〇〇平方メートルほどの裏庭には、いろいろな木が美しくうえてあるのですが、ふたりの刑事は、よくしげったひのきのかげに、イスを持ちだして、それに腰かけ、木の枝のあいだから、四方に目をくばっていました。腰かけているばかりではありません。ときどき、そのうちのひとりが、イスから立って、塀のそとの道路まで出て見ることもあるのです。裏庭と道路とのさかいには、ひくいコンクリート塀があり、そこに出入り口のくぐり戸がついているのです。塀のそとには街路灯が立っていて、それが庭の中までも、かすかに照らしています。いま、ひとりの刑事が、イスをたちあがって、庭をよこぎり、そのとき、くぐり戸をひらいて、そとの道路に一歩ふみだしたのですが、出たかと思うと、ギョッとしたように、たちすくんでしまいました。