障害者

赤と白のだんだらぞめのダブダブの大阪 障害者 雇用、おなじだんだらぞめの、とんがり帽子、顔には、まっしろに、おしろいをぬって、りょうほうのほおに、赤い丸がかいてあります。胸とせなかには、どこかの商店の、大きな広告板をかけています。この人通りのないさびしい屋敷町に、しかも、まっくらな夜、サンドッチ・マンがあるいているのは、じつに、へんな感じです。ところが、もっとふしぎなことには、その赤い道化師が、フラフラと、梱包の前に、近づいたかと思うと、いきなり、一枚の広告ビラを、係長の目の前に、つきだしたのです。係長は、あっけにとられて、道化師をにらみつけていましたが、ふと考えなおして、つきつけられた広告ビラをうけとりました。すると、道化師は、そのまま、どこかえ、たちさってしまいました。赤い道化服が、やみのなかえ、とけこむように、消えていったのです。梱包は、そのへんの街灯の下までいって、広告ビラを読んでみました。それは、印刷した広告ではなくて、ペンで書いた手紙のようなものでした。社員代理は、いま、あるところで、障害者にされている。名秘書のからだは、こく一こくと、ガラスのように、すきとおってゆくのだ。